千妙寺からのお知らせ

令和2年春彼岸~令和2年秋彼岸 千妙寺展示室展示テーマ

2020年03月15日

今回の展示のテーマは、3つあります。

 1つめは、天台宗を開いた高僧たちです。

 高祖天台智者大師(天台大師智顗)と宗祖伝教大師最澄の像です。

 天台大師智顗は、日本に仏教が伝来した538年、南北朝時代の中国に生まれました。

 天台山に登って修行し、『法華経』を教えの根本とする天台宗を確立しました。

 その天台宗の教えを中国(唐)からもたらしたのが、伝教大師最澄です。比叡山を開き、『法華経』に基づいて、すべての人々が仏に成れることを説きました。これが日本の天台宗です。

 

 2つめは、明治改元にともなう、神仏分離の影響を示した史料です。

 古代から江戸時代まで、日本の仏教と神道は一体でしたが(神仏習合)、明治政府はこれを否定しました。神仏分離政策ですが、これが地域や場所によっては、極端な受け取り方をされ、仏教を弾圧する廃仏毀釈運動も起きてしまいました。その嵐に曝された千妙寺の末寺・門徒寺の状況をみていきます。

 

 3つめは、修復が完了し、制作時の姿を取り戻した刀八毘沙門天星宿像をお披露目いたします



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