千妙寺からのお知らせ

平成30年秋彼岸~平成31年春彼岸 千妙寺展示室展示テーマ

2018年09月20日

今回の展示テーマは、3つあります。

 1つ目は、「交替する神仏」をテーマとする絵画を3点紹介します。十仏図、十王十仏図、三十番神図です。このうちの1点は、前回に引き続き、赤外線カメラを使った科学的調査の成果としてご覧ください。

2つ目は、千妙寺に遺された多くの文書の中から、戦国時代に出された僧侶の任命書を紹介します。天台宗の名刹だけに、天皇から出された文書です。

3つ目は、同じく千妙寺に遺された多くの文書の中から、戦国時代の名将、上杉謙信に関する3点の文書です。永禄7年(1564)、謙信はつくばの小田氏治を攻めるため、筑西に進出しました。その際、千妙寺の安全保障を目的として、配下の武将に書かせたものです。

いずれも、中世千妙寺の特徴を如実に表すものです。これらの寺宝から、乱世に生きる人々の切なる願い、そして日本史の流れの中で、千妙寺がしっかりとその存在感を示していることを、紹介してまいります。



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